滝の宮公園には、嘉成が幼い頃からよく家族で散歩に行きました。発達障害の子どもの療育には『歩行トレーニング』が非常に効果的ですからね。けもの道を歩くことで、脳にもいい刺激を与えるとともに、自然と体のバランスが取れるようになってきました。映画『青いライオン』のラストシーンにも登場しますが、大島も2人でよく自転車で走りました。映画のロケ地巡りで『新居浜市を訪れた』という方のお話を聞くと、嬉しくなりますね。今でこそ発達障害の子どもが、県立高校に通っているのは普通になりましたが、新居浜市では、嘉成が新居浜商業高校に通い出したのが一例目だったのではないでしょうか。当時は発達障害の子は『県立高校にはいない』という前提があって、受け入れしてもらうのが困難でした。新居浜商業では当時の校長先生をはじめ、教職員のみなさんのお力添えもあり、嘉成も楽しく学校に通うことができました。寺尾いずみ先生との運命の出会いもあり、今でもサポートをしてもらっています。代の新居浜市民はみんなそうだと思いますが、55年前、1970年の大阪万博に『大江太鼓台』と『江口太鼓台』が派遣された時の事を思い出しました。当時は、秋の新居浜太鼓祭り以外で太鼓台が見られることなんて無かったですからね。今回の万博でも『新居浜太鼓祭り』を世界に披露できたことは、非常に意義があったと思います。万博出場の話を聞いた時に、我々の世アーティスト父・和徳さんが語る「石村嘉成」嘉成石村新居浜で生まれ育ったからこそ、今の「嘉成」がある水樹奈々さんに助けられた万博でのライブドローイング10木版画「ハクトウワシの挑戦」新居浜市大島 映画「新居浜ひかり物語 青いライオン」より（写真右）父・和徳さん
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