新居浜暮らしブログ
2019.04.15
くらし
この記事の「ええね!」
ウッドスタート!
【OB】篠原 淳史
銅山と書いて「やま」と読む「銅山(やま)のつみき」!
4月12日、新居浜市が「ウッドスタート宣言」を行いました。
ウッドスタートの推進母体である東京おもちゃ美術館 多田館長と石川市長のご出席の下、調印式が行われ、全国で47番目のウッドスタート宣言都市となりました。
ウッドスタート宣言とは、「木」を真ん中に置いた子育て・子育ち環境を整え、子どもは勿論のこと、すべての人が木の温もりを感じながら、楽しく豊かに暮らしていけるように取組んでいくことを宣言するものです。
その大きな第一歩が「銅山(やま)のつみき」!
新居浜市では、赤ちゃんの誕生祝品として、プレゼントすることとなりました!
世界第 2位の森林大国であり、また匠のレベルが高い日本。でも、国産の木のおもちゃの自給率は 1%未満。感性豊かな赤ちゃんの初めてのおもちゃ「ファーストトイ」は、香り、さわり心地、味わいなど五感に程よい刺激を与える木のおもちゃがいいですよね!
素材は新居浜産のヒノキ、モチーフは別子銅山最初の坑道「歓喜抗」からトロッコ列車、制作も新居浜発祥の住友林業グループのスミリンウッドピース! まさに新居浜が凝縮されたような、想いのこもったオリジナルのおもちゃなんです! ここで再登場!笑
また、ファーストトイで赤ちゃんと一緒に遊ぶお父さん、お母さんも、木が好きになり、その木が育った別子の森に足を運んで、別子銅山の歴史にも触れてもらいたい。
地産地消で、スミリンウッドピース始め新居浜の木工業活性化にも繋がればいい!
そんな広がる想いを込めて、関わった皆さんが集い、初めての贈呈式が行われました!
かつて、別子銅山支配人 伊庭貞剛は、銅山開発によって禿山となった別子の山々を見て、「別子全山を旧のあおあおとした姿にして、これを大自然にかえさなければならない」と決意。そのための植林事業を目的に生まれたのが住友林業であり、日本で最初の企業CSRと言えると思います!
大自然に返してもらった別子の山々。新居浜が木育発信の拠点となることは、別子銅山と歩んできた新居浜の歴史の必然なのかもしれませんね。
昨年11月に旧若宮小学校 体育館で開催された「木育キャラバン」! https://life.city.niihama.ehime.jp/blog/743/
以前にご紹介した長門おもちゃ美術館のような常設施設もあったらいいなぁ! https://life.city.niihama.ehime.jp/blog/1487/
まさに木育元年、木育の広がりの中で、令和の新居浜が木の温もりに満ちた、そしてその温もりを人から人へと伝えていけるような心豊かな街にしていきたいなぁ・・・・・! さぁ、みんなで木育!
(補足) 採算を度返ししてでも、別子の山々を守るという信念を貫いた伊庭貞剛。 江上剛著「住友を破壊した男」を是非!https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%8F%5%8F%8B%E3%82%92%E7%A0%B4%E5%A3%8A%E3%81%97%E3%81%9F%E7%94%B7-%E4%BC%8A%E5%BA%AD%E8%B2%9E%E5%89%9B%E4%BC%9D-%E6%B1%9F%E4%B8%8A%E5%89%9B/dp/4569842542