新居浜暮らしブログ
2022.04.18
まち
この記事の「ええね!」
壁画「ふるさと」
藤田 惠
みなさんこんにちは。
毎年楽しみにしている桜の季節は今年もあっという間に過ぎ去りました。
花が咲いている期間より、花が咲くのを楽しみに待っている期間のほうが長いです。笑
今年もそれはそれはたくさん新居浜の桜の写真を撮りました。
たくさん撮りすぎて(笑)全ては紹介できませんが、ちょこっとだけ紹介させてください♪
今年は、ベストなタイミングで旧広瀬邸の2階、
望煙楼からの桜を楽しむことができました。(3月30日撮影)
欲を言えば晴天の日に撮りたかった~。
それは来年の楽しみにします。
前おきはこれくらいにして、今回のblogは
昨年設置されたステキな壁画を紹介します。
場所は、市内の長田通りにある、工業用水道山根配水場の壁面。
よく通る道路沿いにあり、いつも気になっていたので、立ち寄ってみることにしました。
この壁画は、角野校区で育った子どもたちがふるさとに愛着を持ち、
大人になったとき「帰ってきたくなるまち角野」を目指して
角野地区の子どもたちによって制作されたものだそうです。
昨年11月に完成披露式も開催されたようです。↓
それぞれの作品を見てみましょう。
ついでに私が撮影した同じ場所の写真もどうぞご覧ください。
↓こちらの作品は、新居浜市在住のイラストレーターSEIKOさんの作品だそうです。
可愛いですね。
このイラストに描かれているもの
①旧山根製錬所煙突(国登録有形文化財)↓
別子銅山の産業遺産です。
登山道も整備されていて、気軽に登ることができる山です。
ここからの眺望もおすすめビューポイント!
②生子橋 ↓
ここから上流に向かって景勝地別子ラインを楽しむことができます。
③内宮神社石段↓
こちらは10月16日の早朝に、太鼓台石段かきあげ神事が行われる場所です。
これはとっても迫力満点です!!
この日だけは私も早起きできます。笑
写真はかきあげが終わって、石段を下る太鼓台を川の対岸から撮影したものです。
石段がものすごい数の人で埋め尽くされます。
新型コロナウイルスの関係で、2年連続お祭りが開催できませんでしたが、
今年こそは開催できますように。
こちらの作品にも、生子橋、内宮神社、山根製錬所煙突、国領川、新居浜太鼓台、あと西蓮寺獅子舞も描かれています。↓
泉寿亭(国登録有形文化財)↓
泉寿亭は別子銅山へのお客さまをお迎えした接待館。
元々は、現在別子銅山記念図書館がある場所に建っていましたが、
その後建物の一部がマイントピア別子に移築されています。
東平 ↓
東平は、別子銅山の産業遺産が数多く残り、当時の繁栄の面影が身近に感じられる場所です。
力強く美しい造形が目を惹く石積みの巨大な遺構「旧東平貯鉱庫・選鉱場」など、おすすめスポットです。
※東平への通行路は、落石の影響で現在は通行止めとなっております。ご注意ください。
佛國山 瑞應寺 ↓
瑞應寺は、古くから修行道場として開かれていて、
明治30年には専門僧堂(僧侶が修行する研修機関)として認可されました。
日本国内だけではなく、海外からも修行僧が集まる道場です。
こちらは、明治38年に撮影された別子鉱山鉄道上部鉄道の写真をもとに描かれたもの。↓
日本初の山岳鉱山専用鉄道です。
私も以前この鉄道跡を歩いたことがありますが、こんな山奥に機関車が走っていたなんて、
信じられないような場所でした。
イラストレーターSEIKOさんの作品 ↓
以上、角野地区の魅力満載の壁画たちをご紹介しました。
こういったプロジェクトによって、若者たちの地域への愛着が芽生えて、
進学などで一度故郷を離れた人たちも、
「いつか生まれ育ったまちに帰りたい」そんな風に思ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。