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2019.05.15

くらし

この記事の「ええね!」

歓喜の陽光(ひかり)

藤田 惠

5月9日は、別子銅山開坑記念日でした。
元禄4年に、幕府から別子銅山開坑許可を受けた特別な日。

別子銅山記念館では、
5月9日正午に記念館に集った人たちで、歓喜の陽光(ひかり)を鑑賞する
という恒例行事があります。

記念館の天井には、直径約40センチの丸い天窓があり、
5月9日の正午に、その天窓からまっすぐ一筋の光が入るように設計されています。
その光が歓喜の陽光(ひかり)です。

予約制でもなんでもなくて、
歓喜の陽光のことを知っている人たちが集まって、
みんなで鑑賞するという行事です。

光が入るのは、正午前後の数分間だけ。
この時だけ、館内を真っ暗にして、
歓喜の陽光を鑑賞したり、手のひらで光を受け取ったりします。
これはもちろん晴天の日限定です。

私も過去に一度だけ、
まっすぐ伸びる一筋の光を観ることができました。(その時の写真がない〜〜〜)

残念ながらここ数年はお天気に恵まれず、
今年のお天気もとっても微妙で、
直前まで雨とかちらつくし、
ほぼほぼ諦めムードでしたが、
正午になるタイミングでぎりぎり雨も上がり、
力強い光とは言えないけど、
優しい柔らかな光が差し込みました。

手のひらで光を受け取ると、
ふんわりとした温かみを感じることができました。

とてもありがたい光。

光を受け取りつつ、
限られた時間で写真撮影しないと!!
でも焦ると、ろくな写真が撮れない。
というお決まりなパターンにしっかり当てはまってしまいました。😭
何撮ったのかよくわからない写真たちですがどうぞご覧ください。

せっかくなので、過去写真も。
▼これは2015年の写真です▼

この年の開坑記念日も残念な雨模様で、
歓喜の陽光を観賞することができませんでしたが、
その翌日の5月10日も、少し角度は変わるけど同じような光が入るという話を聞き、
2日連続記念館へ!😄

この日も正午になると館内が暗くなりました。

 

 

とっても力強い光。
手のひらで受け取ると、ずっしり重かったです。

できることなら、来年もまた行きたい〜〜。
来年の開坑記念日はどうか晴れますように〜〜〜。

 


おまけ

5月下旬頃のお楽しみ。
別子銅山記念館の屋根がサツキの花で埋め尽くされます。
これは昨年5月19日に撮った写真です。

今年もそろそろサツキが咲き始めるころです。

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