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市民インタビュー

Instagramの投稿から、レシピ本を発刊

幼児食レシピ本 著者 ・ インスタグラマー 前神 元紀 まえがみ げんき (新居浜市出身)さん

 『こどもが喜ぶ家族ごはん』をコンセプトにInstagramで情報発信をする、新居浜市出身の前神元紀さん。10万人を超えるフォロワーを持つ、人気のインスタグラマーだ。今回、Instagramで人気の幼児食レシピを集めた『1歳半〜5歳まで みんないっしょが嬉しい パクパク幼児食レシピ』を発刊。二児の父として、幼児食アドバイザーとしての目線で、幼児食について聞いた。

神奈川県在住、子育て動画メディア「mamatas(ママタス)」のディレクターを務める前神さん。新居浜高専を卒業後、20歳で映像の専門学校進学のために上京、映像制作の道に進んだ。現在はmamatasで子どものご飯のレシピ動画や、育児ノウハウの動画を手がけている。

そんな前神さんのもうひとつの顔が、幼児食レシピを中心に子育て情報を発信するインスタグラマー。「げん(@asapon.tv)」のアカウントで、今や10万人以上のフォロワーを持つ。

最初は1歳の子どものスケジュールなど、成長記録という感覚で投稿し始めたのがきっかけだった。そんな中、朝ごはんを投稿したときの反響が大きかった。共感の声、そして「参考にさせてもらいます」のメッセージなど、子どもの食事に悩む人が多いことを感じたという。自分自身も幼い頃、「親から何をしてもらっていたか?」と振り返った時、毎食ご飯をしっかり作ってもらっていたことを思い出した。朝起きたらご飯があって、何の疑いもなく食べていた幼少期。それとは対照的に、現在の自分は都会で共働き。「しっかり子育てできているだろうか?」と自問自答した時「子どものご飯は、しっかり作ってあげたい」と強く思うようになった。そんな思いをシェアしようと、Instagramでは食事レシピを中心に投稿している。

「今でも料理は得意ではないですよ」と笑う前神さん。本格的に料理を始めることになったのも子どもが生まれて1年ほど経った頃。最初は月齢にあった食材や調理の仕方を、「間違えないように」と慎重に投稿。料理も投稿の見せ方もわからない中、研究しながらのスタートだった。

投稿していく中で、「より知識を深めたい、より説得力を持たせたい」という想いから、『離乳食・幼児食アドバイザー』の資格を取得。そこから、専門知識を交えたり、コメントに答えたりしながら日々投稿を続けている。

中でも多い悩みは『偏食』。

「偏食はもしかすると特定の食材がイヤだけではなく、食事が楽しいと思えていないからではないか?」と前神さん。現代の子育て問題のひとつに子どもの『個食』が取り上げられている。みんなで食卓を囲む楽しい時間があれば、食事が楽しいと感じ、苦手な食べ物も克服しやすくなるという。

幼児食アドバイザーはレシピ制作だけではなく、食事を作る親の気持ちもラクにしてあげられる資格。食事作りを通して、より自分の親への感謝が強くなっ
た前神さん。Instagramのこれからの投稿も楽しみだ。

そんな前神さんの投稿をベースに、管理栄養士の監修を受け、より詳しく幼児食をまとめた本、『パクパク幼児食レシピ』を発刊。Instagramに紹介しきれない食材リストや、投稿されていない新レシピも掲載されている。

子どものご飯を作る親は本当に大変。でも、そんな悩みを少しでも減らせられる一冊に。子どものご飯に迷うママ、そして、今までご飯を作ったことがないパパも、ぜひレシピ本を参考にチャレンジしてみて。親子で食卓を囲う、楽しい時間を過ごすために。

インスタグラム https://www.instagram.com/asapon.tv/

 

フリーペーパーHoo-JA! 2023年 1月14日号 掲載

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