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2018.12.05

まち

この記事の「ええね!」

若宮小学校

【OB】篠原 淳史

臨海工業地帯に隣接する新田町に、1952年に開校された若宮小学校。私が生まれた 1959年には、ピーク 1,163人いた児童数も、住友関連の社宅群の減少等に伴い 37人まで減少、今年 3月、66年の歴史に幕を閉じました。

 

歴史のロマンを感じる校舎、屋上から望む住友の工場群、住友と共に歩んできた新居浜の一つの象徴的な小学校とも言えると思います。

 

教室には「わ・か・み・や」に込められた児童教育への強い信念。そして、その志がしっかりと受け止められていた証が黒板に残っていました。チョークで丁寧に描かれた絵と「若宮小学校 ありがとう」の文字に、66年の時間が凝縮されているんですね。

そんな若宮小学校で、11/3~4に開催された「木育キャラバン」。木育を掲げる「東京おもちゃ美術館」にご協力いただき、体育館が木のおもちゃいっぱいに埋め尽くされた二日間でした。http://goodtoy.org/ttm/

   

大甥の収を連れて行ったのですが、終了時間になっても帰ろうとしません!他の子ども達も、もう木のおもちゃに夢中!ご両親も、ご家族も、あれあれ スタッフ達も、大の大人達が子ども達以上に本気になっている姿が印象的でした。

元々、新居浜は住友林業発祥の地。別子銅山支配人 伊庭貞剛は、銅山開発によって禿山となった別子の山々を見て、「別子全山を旧のあおあおとした姿にして、これを大自然にかえさなければならない」と決意。そのための植林事業を目的に生まれたのが住友林業であり、日本で最初の企業CSRとも言えると思います。

銅と木、新居浜を育て、守ってきた両輪が、今、また Hello! NEW な形で若宮小学校で繋がり、蘇ったようにも思えました。

若宮小学校が築いてきた66年の歴史は、人で言うと緑寿。現役世代と高齢世代の節目となる年齢で、新たな社会活動への参画を促すスタートラインと位置付けられます。今、グローバルに求められている「自然環境保護」をモチーフにした緑。66=緑緑の緑寿に、ここ若宮小学校で木育の温かさに触れることができたのも、もしかしたら歴史の必然なのかもしれませんね。

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