新居浜暮らしブログ
2023.12.18
まち
この記事の「ええね!」
新居浜市美術館「生誕100年 山下清展 百年目の大回想」
鈴木 のりこ
全世界の新居浜ファンの皆さんこんにちは!
あかがねミュージアム内の新居浜市美術館にて
「生誕100周年 山下清展 百年目の大回想」が開催されているので
見に行ってきました。
山下清さんといえば、昭和生まれの私たちはTVドラマの「裸の大将」が思い浮かびますね。
日本中を旅して、ランニング姿で絵を描いておにぎりをほおばっているシーンを思い出す人がほとんどではないでしょうか。
山下さんの作品は、本やカレンダーなど色々な場所で目にすることも多かったのですが、実際の作品を見るのは初めてでした。
今回の展示は、「百年目の大回想」というタイトル通り、子供時代にペンで描いた虫の絵からはじまり、貼り絵に出会った少年時代の作品など、
珍しいものもたくさんありました。
いままでは印刷物でしか作品を見たことがなかったので、小さな紙をちぎったり丸めたりして貼り付けた作品は紙の厚みがあったり
ちょっと反り返っていたりして迫力がありました。
ドラマでは旅先で絵を描いていましたが、実際には旅先で見た景色を記憶にとどめ、アトリエに戻って作品を作っていたそうです。
山下清の人生をたどりながら、貼り絵だけでなくペン画や油絵、お皿や壺の絵付け、多種多様な作品をたっぷり楽しめます。
また、作品の横に作品について清が語った言葉が紹介されています。
その言葉がとってもいい。
ヨーロッパに行き、ヨーロッパ各地の風景を描いた作品もありました。
日本全国で展覧会を開催していて、新居浜にも来たことがあるそうで、当時の新聞記事も展示されていました。
テレビドラマとは違う、山下清の本当の姿に触れ、作品の魅力に引き込まれました。
山下清展は来年の1月21日まで開催されています。
ぜひ、新居浜で山下清の魅力に触れてください。