新居浜暮らしブログ
2019.04.24
くらし
この記事の「ええね!」
戯曲を読む会~声に出して読みたい名セリフ~4月
鈴木 のりこ
新居浜に出来たアートの聖地、あかがねミュージアム。リンクはこちら
定期的に開催される「戯曲を読む会」という企画に4月12日に参加してきました。
当日集まったメンバーで、一つの戯曲を輪読します。
ミュージアム内のCuカフェでほうじ茶ラテを注文して・・・
今回の作品は平塚直隆さんという方の短編2作品「イオン」「鹿」
タイトルだけ聞いて、皆さんはどんな物語だと思いますか?
私は事前に読まずに参加したので「イオン」は「マイナスイオン」とかそっち方面の抽象的なストーリーだと
勝手に想像していました。
「鹿」にいたってはもう「せんべい」くらいの発想の貧困っぷり。
まずは一つ目の作品「イオン」を順番に読み上げていきます。
一人一人が読み上げるセリフで、だんだんとストーリーがわかってくると・・・・
「イオンってあれか!!!」と。
「そーゆーことか!!!」
「不思議だけど、このストーリー新居浜でもあり得るわ!!!」
読み終わった後、みんなで話し合う感想には新鮮な驚きでいっぱい。
二つ目の作品「鹿」は、良くあるシチュエーションで始まって、どんどんセリフを
読み進めていくとこれも意外な方向へ・・・
読み上げられることによってセリフが紙の上で動き出す生き物のようにも思え、
一人で黙読しているだけでは絶対に味わえない感覚です。
ちなみに、この会に集まっているメンバーはお知り合い同士の方もいらっしゃいますが
初対面の方も多く、自己紹介もありません。私は一人で参加しました。
どこの誰だか知らない人たちと、ひと時、一つの作品を囲んでスリリングな時間を共有する。
そんな不思議な空間、経験が、あかがねミュージアムに、新居浜に存在します。
次回は7月開催です。私のような演技未経験者でも気軽に参加できます。
一緒に「戯曲」の世界でスリルを味わってみませんか?