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2019.08.21

まち

この記事の「ええね!」

ニイハマ写真部『まち歩き撮影会』〜日暮別邸記念館〜振り返り②

藤田 惠

 

『ニイハマ写真部 まち歩き撮影会』〜日暮別邸記念館〜(7月27日土曜日 開催)

振り返り①のつづきです。

さぁいよいよ、坂道の遊歩道を歩いて、日暮別邸記念館に向かいます。
急な登り坂、ちょっとした登山です。
みんなで、景色を楽しみながらゆっくり登りました。

日暮別邸のことをあまりよく知らないという方のために、
出発前に、『日暮別邸』について簡単に紹介させていただきました。

日暮別邸は、明治39年に新居浜から約20km離れた瀬戸内海に浮かぶ
四阪島に建てられた住友家の別邸です。

設計したのは野口孫市さんです。
この方は、大阪府立中之島図書館や、
住友活機園など、
おもに、住友関係の建築を手がけた方です。

住友家が経営する別子銅山が、
元禄4年(1691年)に開坑されて、その後どんどん繁栄していきましたが、
明治時代に入ってから、煙害問題が深刻化しました。

その問題を解決するために、
当時惣開地区にあった製錬所を、人里離れた四阪島へ移し、
明治38年に操業を開始。

その翌年の明治39年に、住友家15代当主 住友 友純さんによって、
製錬所近くの高台に建てられたのが日暮別邸です。

煙害問題を見守ることができるようにといった意味合いの建物なので、
よくあるリゾート感たっぷりの別荘のような、
華美なしつらえはなく、シンプルな趣になっています。

そして、建築から100年以上経ち、
日暮別邸は老朽化が進み、
四阪島での保存は困難という判断になりました。

今後は一般の方々にも見てもらえるようにということで、
新居浜市の星越山に移築が決まったのが平成27年。

それから約3年の歳月を費やして、
平成30年に移築工事が完了し、一般公開となりました。

どうして、わざわざこんな高台に建てたのか、
疑問に思っている方もいらっしゃると思います。

それは、四阪島にあった時と同じような高さで、
さらに同じような向きで、
同じような雰囲気が感じられるようにということで
この場所に移築が決まったそうです。

 

愛媛温故紀行
という、愛媛の近代化遺産を集めた本に、
四阪島にあった頃の日暮別邸の写真が掲載されています。
アプローチの雰囲気が、移築後の雰囲気とそっくりで驚きました。

ちなみにこの本は、平成15年に発行された当初に購入して、
ずっと愛読しています。
帯とかボロボロで、写真撮るとかなり見苦しかったので、
帯を外して撮影しました。笑

図書館にもありますので、ぜひ探してみてくださいね。

さていよいよ、日暮別邸記念館の建物が近づいてきました。
建物の全体像が正面に見えるタイミングで、立ち止まって撮影開始〜〜。

【公式】Hello! NEW 新居浜Instagram←こちらに参加された方の写真がリポストされていますので、是非ご覧ください。

つづく。

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