新居浜暮らしブログ
2020.09.17
まち
この記事の「ええね!」
ニイハマ写真部『オンラインまち歩き撮影会』上原〜山根(瑞應寺④)
藤田 惠
ニイハマ写真部『オンラインまち歩き撮影会』上原〜山根
【前編】
【後編】
前回振り返り(瑞應寺③)の続きです。
県指定天然記念物のイチョウの木の次は、この建物を紹介しました。
実際紹介するのは、この建物の中にあるものです。▼
こちらは愛媛県の有形文化財に指定されている、瑞應寺大転輪蔵です。▼
室町時代に完成したものと言われています。
もともとは京都の北野天満宮にあったものを、明治4年に瑞應寺が受け継いだそうです。
存在は以前から知っていましたが、ふだんは入り口に鍵がかかっているので、中に入るのは今回が初めてでした!!
建物の中心部分にある八角形の柱のように見えるものは、経箱といいます。
側面の扉を開けると中は棚になっていて、その棚に二千巻余りの経典が納められています。
この部分を持って回しながらお参りすると、
全ての経典を読んだことと同じ功徳があると言われています。▼
実際に回しているところを動画で紹介していますので、
ぜひ、後編のオンラインまち歩き撮影会をご覧ください。
どんな仕組みになっているのか気になったので、下の方を覗き込んで軸の部分を見てみました。▼
このように軸がくるくる回る仕組みになっています。
ベアリングなどはもちろん使っていないのに、あまり力を入れなくてもわりと簡単に回せるからオドロキです。
こちらは月に一度18日に公開され、一般の方もお参りができます。
それ以外の日でも、お申し出があればいつでもお参り可能とのことです。
ぜひ、おでかけくださいね♪
第9回のオンラインまち歩き撮影会は、この大転輪蔵の案内で終了です。
瑞應寺さんには、事前に境内を詳しく案内しいただいたり、
また、私たちからの質問事項にもそれはそれは丁寧に答えていただき、
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
このような素晴らしいお寺が新居浜にあるということが、
新居浜市民にとって、とても誇らしいことだと感じましたし、
今まで以上に自慢したい場所になりました。
今回のまち歩き撮影会で紹介した、広瀬公園や瑞應寺は、
別子銅山に深い関わりのある場所だということはもちろん知っていましたが、
桜や紫陽花、紅葉の名所として賑わう山田町も、
かつては住友企業の幹部が中心となって作った愛媛県初のゴルフ場があったことや、
別子銅山の近代化を進めたことで知られる広瀬宰平は、
それと同時に新居浜に自らも新しい産業を生み出そうとお茶の栽培を始めたことなど、
ちょっと違った角度から、別子銅山に関連する歴史にも触れることができ、
それが新居浜の魅力発信になれば幸いです。
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どうぞよろしくお願いいたします。
これまでの活動など、ニイハマ写真部についての詳細はコチラをご覧ください。