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市民インタビュー

ひとりひとりが秘める「チカラ」を伝える

あなたのチカラを伝える講演家  高見 佐智恵  たかみ さちえ (新居浜市)さん

「子どもたちひとりひとりが素晴らしい」と子どもたち自身のチカラを伝える活動をしている講演家の高見佐智恵さん。とある映画と出会い、人生が180度ガラリと変わって講演家として活動。「今が一番幸せ」と語る。そんな高見さんの人生を大きく変えた『いのちのはなし』とは。

高見さんの人生の転機は2009年。あるドキュメンタリー映画を見たことがすべての始まりだった。その映画は到底無理と言われることに大人が挑戦していくという話。当時高見さんは大人になることはつまらないことだと思っていたという。

23歳で3姉妹の母となり、家事に育児に『ただただ毎日をこなす』という日々。そんな中出会ったドキュメンタリー映画を見て、「大人になってもこんなにおもしろく生きていけるんだ」と感動した。それと同時にこの感動をもっとたくさんの人に伝えたいと思うように。そうしてこの映画の上映会など、『人の心に元気の種を蒔く』をテーマに活動を始めた。さらに、その活動の中で出会ったのが『いのちのはなし』。人間は小さな小さな細胞がすごいチカラを発揮して、お腹の中で成長し生まれてきた。妊娠出産の仕組みを通して、誰もが持ついのちのチカラを伝えてくれる。その『いのちのはなし』にも大きく感銘を受けて『誕生学アドバイザー』などの資格も取得。2013年から講演活動を始めた。

この『いのちのはなし』と出会った頃、高見さんは介護福祉士として勤務。職場では人とよく口論になり「当時は性格が悪かった」と笑う。しかし、自分の好きなこと、自分が感動したことを伝えられる活動をしていく中、自分が好きになり、人に優しくなれるようになったと振り返る。

「10年間『ひとりひとりが素晴らしい』ということを伝え続けていると、自分も素晴らしいと感じられるようになった。おかげで毎日がイキイキと過ごすことができ、今が一番幸せ」

高見さんの講演は自己肯定感を高めてくれる内容。『あなたひとりひとりが素晴らしい』ということを伝え、そして『生まれてきたことが嬉しくなる』お話。泣きながら話を聞いてくれる子どもも少なくない。どんな涙かはわからないけれど、それぞれの立場でいろんな感情を感じているのだろう。

「講演の内容は忘れてしまったとしても、その時に感じた感情は忘れないもの。大きくなって、もし挫折しそうになった時に、この講演を聞いた時の感情で、少しでも立ち上がるチカラになってくれたらいいな、と願いながら伝え続けています」

今までは学校など子ども向けの講演を主に活動してきた高見さん。現在は『NPO法人うまれてきてくれてありがとうproject』で心の居場所づくり、『こそだてたまりば』の活動にも力を注ぐ。同プロジェクトでは、子育てママがなんでも話せる場所を設け、ママの悩みは解決できなくても、開放することはできると考え、毎月1回定期的に開催。悩みを解放すると忙しい毎日の中でも、少し心に余裕ができる。それが子育てのチカラになる。大人達が心地良い居場所は、子どもにとっても心地いい居場所になる。そんな好循環が生まれる場所を創っていきたいという。

「人生を楽しく過ごす大人が増えていけば、子どもたちは自然と楽しく生きるチカラを持つと思う。すべては捉え方次第。これからは『いのちのはなし』を大人にも積極的に伝えていきたい」

イキイキとした子どもたちで、あふれるまちになるように。

instagram  https://www.instagram.com/uma.puro/

 

フリーペーパーHoo-JA! 2024年1月13日号(Vol.465)掲載

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