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移住インタビュー

素直にがんばる人を受け入れ、応援してくれる街

料理研究家 森田 まどかさん

大阪府出身。料理研究家。10年前からマクロビオティックを学び、大阪でカフェスタッフ、東京で料理教室の講師を務める。妊娠出産を機に新居浜市へ移住。

  • 30代
  • Iターン
  • 夫婦と子ども
  • まち暮らし
  • フリーランス

Q.移住の経緯を教えてください

私は大阪出身で、東京にあるマクロビオティックの料理教室で講師をしていました。その営業活動中に愛媛県松山市出身の主人と出会い、平成24年に結婚。私の父も愛媛の今治市生まれで、そのことも彼と急激に打ち解けるきっかけのひとつでした。

ちょうどその頃、体力的にも精神的にも大都会に住み続けることに限界を感じていて。しかも娘を授かってからは、つわりで通勤電車に乗れなくなってしまったんです。「このままでいいのかな?」と思っていた矢先に、主人から「愛媛に引っ越すのはどうだろう? 農業したいんだよな〜」と提案があって。「いいよ!」って即答しました。
夫は東京で20年以上会社勤めをしていましたが、いずれは愛媛に戻りたいと思っていたみたいです。それ以前に夫婦で移住の相談はしていなかったのですが、タイミングよく話がまとまりました。

私は妊娠中だったので、まず夫が就職先を探しました。そのときは移住する地域を絞っていたわけではなく、県内で仕事が見つかればどこでもいいと思っていたんです。すると新居浜で有機農業を行っている会社に就職が決まって。じゃあ、そこだね、と。娘を妊娠中に家族で引っ越してきました。

Q.不安はありませんでしたか?

移住すると決めてからはなかったですね。私は初めての出産を控えていたので、そのことで頭がいっぱいでしたし。「どうやって友だちやママ友を作ろう?」とは少しだけ思いましたが、それは杞憂でした。

Q.移り住んでの感想、まちの印象、魅力

田舎すぎず程よく都会で、病院やスーパーが豊富にあって、生活するには何も困らないですね。「子どもが多いまちだな」という印象で、イコール子育てにもきっと良い場所なんだろうなと感じました。
新居浜の方々は地元愛が強いのに、外から来た人や異なる価値観を受け入れる心の広さがあると思います。排他的なところがなくて、私の故郷である大阪の話も共感して聞いてくれる優しさがうれしいですね。

Q.移住のメリット・デメリットは?

メリットは生活している実感が持てるようになったことです。東京では日々をこなすことに精一杯でしたが、移住してからは自分の素直な感覚や感情をかみしめる余裕を持てるようになりました。新居浜に初めて来たとき、フワッと稲の香りを感じて。「この匂い、知ってる!」と思ったんです。それはよくよく思い返してみれば、昔遊びに行っていた愛媛の祖父宅での遠い記憶でした。懐かしくて、ほっとして。
東京にいるときはお料理以外で「いい匂い」を感じる瞬間ってほとんどなかったんですよね。こちらに来てから五感を使うことが多くなったと思います。

また、「新しい出会いがたくさんある」というメリットもあります。でも、自分の軸を持ってないと少ししんどいかもしれない、というデメリットも。新しい自分を作っていく気持ちで、出会いを楽しんではどうでしょうか。

Q.お気に入りの場所や風景はありますか?

新居浜に来て間もない頃はどこにでも一人で歩いて行って探検をしていたんですけど、たまたま見つけたのが「BLISS MARKER’S CAFE」。最初のお気に入りスポットです。少しだけ都会的で、でも気張りすぎてなくて。東京から来たばかりの私にちょうどいい落ち着けるオアシスでした。店内から公園が見えて、ハトが戯れている平和な情景をぼうっと眺めるのが癒やしの時間でしたね。今はたくさんお気に入りの場所ができて選択肢が増えたので頻繁に行ってはいませんが、大好きな風景です。

あとは海の方角へずっと歩いて行って、突き当たった海辺でただ景色を見て過ごすのも好きですし、バスに乗って山へ散策に行くこともあります。新居浜では思い立ったらすぐ海にも山にも行けるのがいいですね。

Q.地元に溶け込むコツは?

いろんな人がいるので、相手に合わせようとしないで、自分の感情や意志は素直に表現したほうがいいと思います。新居浜は地元の人もそれ以外の人もまんべんに混在していて、良い意味で“遠慮なく”接してくれる面倒見のいい方が多い気がします。自分がこうしたいと思うことは、やりたいようにやったほうがいい。周囲の人の助けできっと自然に道が開けます。私がそうでしたから。

移住当初はどこに行って何をすればいいのか、そのための情報収集さえどうしたらいいのかわからない状況でした。そんなときフリーペーパーでベビーマッサージ教室の告知を見つけて行ってみたんです。そこである先生と出会って「お料理教室をしたくて……」と何気なく話したら、「やったらいいじゃない!」と段取りしてくださり、トントン拍子で現在の自宅レッスンが始まりました。その後も「カフェをやりたいな」と話していたら、ランチを提供させてくれるお店のオーナーを紹介してくださり、すぐに実現。新居浜では希望や夢を正直に口に出すと親切な方がどんどん人や場所をつないでくれて、未来が明るくなっていくように感じます。

Q.移住を検討している方へメッセージを

これは移住のことに限らない私の人生哲学ですが、「やりたいことが出来ないことを、家族や環境のせいにしない」。自分の人生の責任は自分で取る。我慢しないで、みんなそれぞれ自分が本当にしたいことをしてほしいですね。新居浜はそんな方を受け入れ、応援してくれるまちだと思いますよ。

お気に入りポイント

別子銅山記念図書館

別子銅山記念図書館
はじめてみたときに、もっと早くこればよかったぁぁぁー!!と図書館って古くさい建物なイメージしかなかったので、地方にこんなかわいい図書館があるのか!と感動しました。美しく整備されている芝生を見てるだけでも気持ちいい。

一宮神社

一宮神社
参道が道路をものともせず続いているのが面白いつくりだなと。いま、キッチンカーが毎週来て、子供たちがその回りで走り回っています。開かれた神社だなと思います。

新居浜市移住担当者からひと言

新居浜で料理研究家として活躍されている森田さん。素敵な笑顔が印象的で、子育てをしながら「自分のやりたいこと」に挑戦する姿勢が、新しい出会いにつながり、応援してくれる人を引き寄せているのだと思います。新居浜は市外出身の転入者が1/3を占めるまちです。森田さんが語ってくれたように、転入者が地域に溶け込みやすいのも新居浜の魅力のひとつだと思います。

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