東予地区で最初に開設された『子ども食堂』！

東予地区で最初に開設された子ども食堂は『新居浜子ども食堂中村松木店』です。

きっかけは私が新居浜教会の牧師として着任した２００４年に、１人の男の子が

いじめっ子に追われて、教会に逃げ込んできた事から始まります。私はその男の子

をいじめっ子たちが去るまで、しばらく教会で匿い、彼のお話を聞くと「自分はい

じめにあっている。父親の帰宅は遅く、夕食までとてもお腹がすく。」との事でし

た。この出会いがきっかけとなり、その男の子は毎日教会に通うようになりました。

そして、食事を一緒に作ったり、宿題を見たりするようになりました。そして、

同じような立場の子どもたちが次々やってきて、ついに教会だけでは手狭になり、

教会の隣の土地を買って子どもたちの居場所となるような建物を建てようと決意し、

全国募金を募りました。２０１５年１２月に無事に子どもたちのための建物(教育

館)は完成しました。するとある方がこうアドバイスして下さいました。「あなたの

してきたことは、今で言う『子ども食堂』だから、いっそのこと『子ども食堂』と

名乗った方が、みんなが来やすいし、活動が分かりやすいよ！」「そうか！なるほど」

と思った私は、さっそく『新居浜子ども食堂中村松木店』と２０１６年８月に正式

に名乗らせて頂くことにしました。すると本当に沢山の子どもたち、保護者、ボラ

ンティアの方々がおいで下さり、現在、延べ人数で１０００人を越えました。

特に新居浜南高等学校の生徒ボランティアさんたちが大活躍して下さっています。

彼らは子ども食堂のチラシ作成、企画、子どもたちの遊び相手、見守り、後片付けなど

多岐にわたる活躍をして下さっています。

新居浜西高等学校の放送部の生徒さんたちは子ども食堂でのボランティア体験を

生かして、子ども食堂に関するドラマを作り、NHK杯全国高校放送コンテストに応募。

なんとその作品は愛媛県で優勝！全国大会でも入賞。NHKで専門家たちがその作品につ

いて論評して下さるほどでした。

最近では元中華料理人だった方も加わって下さり、『中華の達人来たる！』と銘打って美味しい

中華料理を提供して下さったり、うどんの達人の方が来て下さり、子どもたちにうどん打ち体験をさせて

下さったり、本当にこの町には素敵な人が多いと思います！夏には教会の駐車場で流しそうめん、クリスマス

にはロールケーキタワーを作ってみんなで食べたり、楽しく活動しています。皆様もぜひお気軽にご参加してください！