新居浜KENPOSを活用して、元気で健康な毎日を！

歩数や健康診断結果など、自分の身体の状態をスマートフォンに記録できる新居浜市の健康管理アプリ「新居浜KENPOS」（ケンポス）。貯めたポイントは「あかがねポイント」に交換でき、楽しみながら健康管理ができるというもの。今回はこの新居浜KENPOSの利用推進を担っている、新居浜市役所健康政策課の三宅さんに、新居浜KENPOSについて詳しく話を聞いた。

新居浜市の健康管理アプリ「新居浜KENPOS」。（※文中、以下 KENPOS）ウォーキングで歩数を増やし、ポイントを貯めている人も多いはず。歩数でポイントを貯める機能だけと思われがちだが、実は他にもたくさんの機能が備わっている。今回はそんなKENPOSにクローズアップ。

新居浜市は、心疾患による死亡率が、男女とも全国よりも高くなっている。心疾患の主な原因は高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病であり、生活習慣の改善による予防が大事。だからこそ、市民の健康意識を高めてほしいという願いを込めて、以前より新居浜市では活動量計を用いた歩数競争など、事業参加者への運動習慣化を推進してきた。もっと広く市民に届くように、健康アプリとして、令和5年『新居浜KENPOS』の提供を開始した。

KENPOSの機能は歩数管理の他にも、血圧や食事、睡眠、運動の記録、マイナンバーカードとの連携による健康診断結果や病院への通院履歴の閲覧など、多岐に渡る。中でも注目は食事と睡眠の記録。生活習慣病の予防に効果的とされる、健康的な食習慣と良質な睡眠。これを日々管理することで、無意識だった日常が『見える化』でき、生活の乱れが一目瞭然。三宅さんは4年ほど前、コロナのワクチン管理を担当する部署に勤務していた。残業続きで食事も睡眠も乱れた生活が続き8kg
近く太ってしまった。そんなタイミングでKENPOSがリリースされ、KENPOSを推進する担当に配属。もちろん自分でKENPOSを利用しながら、生活習慣を徹底的に見直したという。すると、みるみるうちに体重や体型は元通り。身をもって生活習慣を整えることの大切さを痛感した。

三宅さんは「自分自身が病気になる前に気づき、生活習慣を見直すことができた。同じ20〜40代の若年層の人たちが、自分の健康に意識を向けるためにも、もっとKENPOSを活用してほしい」と話す。

今年8月に開催された『高校生政策アイデアコンテスト』。このコンテストは高校生が新居浜市の地域課題を解決する政策アイデアを出し合うというもの。このコンテストに出場した新居浜商業高校のチームが『KENPOSイベント考案とア
プリ改善の提案』で、見事最優秀賞に輝いた。現在、学生たちの提案実現に向けた準備をしている。

他にも新居浜市内の『ウォーキングマップ』も準備中。アプリとGoogleMAPを連動して、2.3kmのショートコースから5.6kmのロングコースまで、夜でも明るく安全な道でウォーキングができるおすすめルートを選定している。マップは11月頃にリリース予定。

楽しみながら健康管理ができるKENPOSは、まだまだアップデートが期待される。健康なうちからダウンロードして、生活習慣病予防に活かしていこう。

https://maas.city.niihama.ehime.jp/kenpos/

フリーペーパーHoo-JA! 2024年10月26日号（Vol.484）　掲載