新居浜暮らしブログ
2021.08.30
くらし
この記事の「ええね!」
みんなの海 2021
伊藤 淳
2021の夏が終わろうとしている。
今年の夏はもう大丈夫だろうと誰もが思っていたはずのコロナ。
なんてことはない。ますます猛威をふるって、新しい株まで登場してきて、ワクチン接種を急ぐ夏になった。
でも、予定通り東京オリンピックは開催され、今はパラリンピックが開催され、スポーツがもつ、人と人を、そして世界をつなげる力の素晴らしさを実感している。
私は飲食店を経営しているので、今は自粛営業中。自分のことだけではなく、市民の感染者数を思うと、納得したうえでの決断だ。
今日の日曜日も、通常ならば忙しく過ぎていく夕暮れ時も、静まりかえっている。
すぐ裏にある海に出て、涼しくなった海風を感じていると、目に入ってきたゴミたち。
「あ!ゴミあるやん。」
いつもならば、土日に海遊びをするお客さんが、ゴミ拾いをしてくれるのだ。海に感謝の気持ちを込めて。
でも、今日は静かな海にはたくさんのゴミ。
私は、ボランティア袋と火柱を持ち、西の端からゆっくり歩く。
あるわ、あるわ。ゴミをよく見ると面白い。なんで、こんなゴミがここに流れてくるん?こんなん、捨てる?普通。
などなど、ひとりツッコミをしながら、あっという間に東の端まで歩く。
気がつけば、袋は満タンに。
「あれ?この石可愛い」
ふと、ゴミ以外に目をやると、いろんな形の石たち。
手ごろなサイズの流木も拾ってみる。
声がして振り返ると、仲の良いカップルが堤防に座っている。
日中はあんなにも猛暑だったのに、夕暮れ時はこんなに優しい風が吹いている。
忙しく過ぎていたら、気付かないことはまだまだある。
新居浜からなかなか出られずにいるけど、それもまた楽しもう。
みなさんも、コロナだからこその、発見はありましたか?