新居浜暮らしブログ
2019.09.24
まち
この記事の「ええね!」
新居浜産業遺産を訪ねる~『鹿森住宅跡』~
鈴木 のりこ
皆さんこんにちは!
全国的に台風の影響が出ていますね。
被害に合われた地域の方にお見舞い申し上げます。
新居浜も3連休は雨の予報。対策をしっかりして、被害がない事を祈ります。
ところで、9月初旬に新居浜市に残る産業遺産の一つ、「鹿森住宅跡」を見学してきました。
新居浜には、元禄から昭和まで282年間(1690-1973)、世界有数の産出量を誇った「別子銅山」の遺構の数々が「産業遺産」として残されています。
「鹿森住宅跡」はそんな産業遺産の一つです。
マイントピア別子の北側駐車場から登ることができます。
お天気の良い9月最初の土曜日でした。
私は晴れ女でーす♪
登り始めは少しキツイ坂道
鹿森への案内板があります。
しばらく道を進むと、住宅跡が見えてきます。
別子銅山の拠点の一つ端出場地区で働く労働者のために大正5年につくられた鉱山労働者用長屋住宅です。山の斜面に段々畑のように長屋が並び、ピーク時には281戸、約1300人もの人たちが生活したそうです。
現在は樹木の間から見える石段が残されているだけですが、かつてここで暮らした人たちが立てた記念碑があります。
住宅だけでなく、商店、保育所や学校や神社まであったというので一つの立派な「町」ですね。
住人の皆さんが使っていたお風呂の跡。男湯・女湯の二つの浴室があります。
住宅をつなぐ石段。100年以上前に作られた石段がこうしてきれいに残っていることに驚きます。
しばらく山道を歩き・・・
中萩小学校分教場跡に到着
今はすっかり木々に覆われているこの場所に、たくさんの人が生活し、働き、日々の暮らしを営んでいました。
私たちが現在暮す新居浜市の礎を作ってくれた場所と言えるかもしれません。
新居浜市には、このような銅山の貴重な産業遺産がたくさん残されています。
ぜひ一度、いえ何度でも見にいらしてくださいね。