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新居浜暮らしブログ

2020.10.15

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この記事の「ええね!」

「新居浜市で活躍する画家の飯島 浩さん」

広瀬 香織

 

本日は新居浜市で活躍する画家の飯島 浩さんにインタビューをしました。

広瀬香織:飯島さん、こんにちは。今日は、よろしくお願いします。私は飯島さんの絵の大ファンなのですが、飯島さんの絵を拝見する度に、不思議な魅力に引き込まれてゆくのですが、今日は飯島さんの絵に関する魅力についてたっぷりお聞かせ頂きたいと思います!

どうぞ宜しくお願い致します。

飯島浩氏:こんにちは。今日はようこそおいでくださいました。僕の絵に不思議な魅力がありますか?(笑)こんなふうに改まってインタビューされると、ちょっと緊張しますが、どうぞよろしくお願いします。

広瀬香織:飯島さんは、今まで沢山の素敵な絵を描かれていらっしゃいますが、飯島さんが絵画を描くきっかけとなった事からまず、お聞かせ頂けますか?小さい頃から絵がお上手だったのですか?

飯島浩氏:大きなきっかけは高校生の頃、京橋のブリヂストン美術館でルオーの油彩画「キリスト像」を見てからなのです。重厚なステンドグラスを思わせるようなキリスト像の中に神の力と愛、それに慈悲を見たことです。それ以前にも登山のときの山々の偉容、自然の美しさや海の迫力、港の美しさ、船の機能美、建物の歴史など様々な動機があります。小学生の頃は「うまく」「きれいな」絵には感銘せず、「何かにじみ出るもの」に感動する傾向がありました。図画工作はどちらかというと得意ではなく現在の5段階評価では3くらいで作品によってはCの評価もありました。感謝すべき事は両親が「こどものくに」や「こども朝日」などの優れた絵本、例えば鈴木三重吉や小川未明の童話集など大正から昭和初期のモダンな作品を与えてくれたことです。その中でも初山 滋の絵は大好きでした。まさに日本のシャガールかもしれません。子どもの頃、どのような絵や文学に触れるかは、大変重要だと思います。

広瀬香織:飯島さんの優れた感性は、やはり幼少期から養われていたのですね。子どもの頃、どのような絵や文学に触れたかは、人生を大きく左右するのですね。大変、素晴らしいご両親様に敬服致します。

飯島浩氏:そうですね。子どもには身体の栄養だけではなく、心の栄養となるものをたっぷり与えることが、子どもの感性を養い、磨くことにつながるのではないかと思います。

広瀬香織:今回、西条市の画廊喫茶「ベイシック」(2020年9月1日(火)~9月30日(水))で行われた個展に私も行かせて頂いたのですが、瑞々しい感性に触れた思いが致します。今回の個展のテーマや思い出は何だったのですか?

飯島浩氏:今回、実はテーマはありません。ただ、それぞれの過去、現在、未来が、この展覧会に現れた、と言うことではないでしょうか。もし感じていただければ、風のそよぎ、海の香り、花の露、建物の歴史、創造主への感謝…などでしょうか?見て頂いて「何かほっとしたなぁ…。」、「優しい気持ちになりました。」、「可愛いなぁ…。」、「よきものすべて神様の手によるのかな…。」などと感じていただければ…と思います。少し大げさで欲張りかもしれませんが…。

広瀬香織:確かに、飯島さんの個展に行くと、何かこう「ホッとする。」、「肩の荷が下りる。」のを感じます。すべてが優しくて、包まれるような感じがします。そして感性が瑞々しく、光っている感じなのです。例えるならば、大自然の中で森林浴をしているような感覚になるのです。それは飯島さんの絵に、変な自己主張がないからなのではないかと思います。自然体の飯島さんを感じます。飯島さんの絵をご覧になられた方々のご感想で共通点などはありますか?またご自分の絵の特長は何だと思われますか?

飯島浩氏:そうですね。「何かのんびりとして、ほっとする。」このような感想が多いです。

それから、「港と海の風景が多く、横浜(神戸、函館、長崎、四国など)を感じる。また「blueに特長がある。」とも言われます。横浜の方々はこれを「イイジマブルー」と呼びました。

あとは、滅びゆくものの絵が少なくない。歴史ある古い建物、夕暮れや冬の寂しい風景、枯れ行く木や花、老人。また子どもにだけ受けいれられるような抽象画といったところでしょうか。イスラエルを訪れたときのスケッチとそれを元にした油絵の連作でしょうか。

広瀬香織:「イイジマブルー」ですか!カッコいいですね!飯島さんにしか出せないブルーなのですね!港や海の風景画も拝見させて頂いたことがありますが、とてもロマンを感じます。私は横浜の学校に通っていたこともあるので、特に飯島さんのお描きになる横浜や港の風景には親近感を覚えます。今後は「イイジマブルー」にもっと着目して鑑賞させて頂きたいと思います。イスラエルを訪れ、スケッチされた作品はハガキにされたので、多くの方々が手にとってご覧になり、お持ち帰りになられたりして大変、喜ばれていますね!大人気の作品です。異国情緒を感じます。

広瀬香織:沢山の作品を描かれて、良かったと思うことや、ご苦労されたことなどはありますか?

飯島浩氏:絵に限らず、あらゆる創作活動には喜びがあります。人生で何か傷ついた時、失意の時、心が弱くなったときなど、何らかの創作活動に関わった時に、力が与えられ、挫折から立ち上がることができるのではないでしょうか?私の場合もそうでした。内的に充実し、力を与えられました。難しかったと事は既成概念との摩擦です。新居浜に来て、まず聞かれた事は「なぜ県展に出品しないのですか?」と言うことです。生徒さんの中にも上昇志向の強い方(特に男性)は県展至上の考え方が強く、驚きました。また何先生の弟子だったか、というか事で評価されることや、芸能人、有名人の作品が過大評価されることは日本の芸術界の良くない面だと思います。むしろ小学生の元気な絵の方がよっぽど感動しますね。精神障がい者の方々の作品には心を打つものが多いですよ。だから私は個展を自分の発表の場としているのかもしれません。いわば町絵師かなぁ。(笑)

広瀬香織:確かに創作活動には喜びがありますね!創作した本人も元気になり、それを見た方も感動して元気になる!芸術には人を勇気づけるパワーがあるのですね。私も飯島さんの作品からいつも元気を頂いています!県展至上(県展至上主義)というのがあるのですね。目標に向かって頑張るのも素敵ですが、評価を気にした作品よりも、伸び伸びとした作品の方が私も好きですね。「個展」をご自身の発表の場とされたということは、飯島さんらしい生き方が表れているように思います!それでは最後に、今後の展望をお聞かせください。

飯島浩氏:今回の展覧会のパートナーから、来年は私の米寿の歳だから88展をやりましょうよ!と言われて、あと1年頑張ろうかな…と思っています。そろそろ今回が最後になるのかな…と考えていましたが。先のことは分かりませんので淡々と描き続けること、未発表作品を少しずつ展示することなどを考えています。コロナ禍も沈静化すれば、スケッチ旅行ができればいいですね。私にとっては旅でのスケッチがいのちです。北海道に私の作品のコレクターがいます。彼のマンションの一室には私の油絵、水彩画が20数点が展示してあるので、一度訪問するのも夢です。昔の恋人に会いに行くみたいですね。終活の一環として現在、保持している作品の嫁入り先も考えなくては…。(笑)

広瀬香織:わぁ~米寿で88展ですか!すれはすごく良いですね!ますます夢が広がりますね!早くコロナ禍が沈静化し、スケッチ旅行できると良いですね!北海道のコレクターさんもすごいですね!飯島さんの作品を20数点もご自宅に展示されているとは驚きました!飯島さんの作品は本当に多くの人々を勇気づけておられるのですね。新居浜教会にも市内の9つの教会の絵画、聖地イスラエルの絵画を寄贈して下さり、本当にありがとうございます。私も毎日、絵から元気を頂いており、幸せです!今日は、長時間本当にありがとうございました!どうか、これからもお元気で絵の創作活動にお励み下さい。来年の88展を楽しみにしております!

飯島浩氏 プロフィール
1933年東京に生まれる。慶應義塾大学工学部応用化学科卒業。

新制作協会の相原求一朗氏らに指導を受ける。東京、横浜、新居浜など個展、グループ展多数。

[作品収蔵]

横浜華僑キリスト教会、松山ベテル病院、日本キリスト教団広島教会、

日本キリスト教団 新居浜教会、

横浜・山手 猫の美術館。

※飯島浩氏のFacebookがございます。ぜひご覧下さい!

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