新居浜暮らしブログ
2020.10.26
まち
この記事の「ええね!」
ニイハマ写真部『オンラインまち歩き撮影会』真鍋博アートツアー(別子銅山記念図書館)
藤田 惠
第10回『 ニイハマ写真部 オンラインまち歩き撮影会 』真鍋博アートツアー
を振り返ります。
前回 上部児童センターの続きです。
新居浜市立別子銅山記念図書館に到着しました!
こちらの可愛い車は、市内を巡回している
移動図書館「青い鳥号」です。
車のボディーに大きく青い鳥が描かれています。
これは「文化を家庭に届ける幸せの青い鳥」をイメージして
真鍋博さんがデザインされました。
真鍋博さんは鳥好きだったそうです。
それで、作品にはよく鳥が描かれているのかもしれませんね。
鳥好きといってもリアルな鳥ではなく、
色鮮やかでシンプルな、かわいい鳥の置物をコレクションしてながめていたそうです。
真鍋さんの作品に描かれている鳥や生き物の目が丸くて可愛いものが多いのは、
いつも可愛い鳥のオブジェをながめていたからかもしれませんね。
この青い鳥もシンプルで目が丸くて、つぶらな瞳かわいいです♪
そしてこちら、本を読んでいる木馬のイラストは「としょくん」といいます。
リーフレットや貸出用の手提げ袋などにも使われていて、
図書館のマスコットキャラクターとして親しまれています。
新居浜市の公式サイトに案内mapのPDFデータがありますので、ダウンロードして
ぜひご活用くださいね。
話は真鍋博さんから脱線しますが、
せっかくなので、別子銅山記念図書館のことを少しご紹介したいと思います。
この図書館は、別子銅山開坑300年を記念して、
平成3年に住友グループから新居浜市に寄贈されました。
注目していただきたいのが、この建築です。
めっちゃカッコいいんです。
最初見た時、円形ドームかと思ったけど、確認すると楕円形でした!!
私が無駄に撮りためている写真ストックのなかに、
4年前くらいに撮った図書館の写真が見つかったのでアップしてみます。▼
写真はありませんが、中の構造もおもしろくて、閲覧室の天井は、唐傘を広げた時のように見えたり、
キノコの裏側のヒダのようにも見えたり、
いつみても、かっこいいな〜って見とれてしまいます。
この図書館ができる前、この場所は、昭和12年に住友企業の迎賓館として建てられた『泉寿亭』がありました。
4000坪を超える敷地、建物の規模は1300坪くらいあり、
客室は27室もあったそうです。(↑の案内板参照)
私は、外からしか見たことありませんが、なんとなく当時の雰囲気は記憶にあります。
庭園を散策するためだけの目的でも訪れたいくらいの気持ちのいい場所です。
敷地内にあるカフェで、庭をながめながらのティータイムも最高です。▼
そして、庭園の芝生の中には、泉寿亭の玄関の靴脱ぎ石が残っています。▼
芝生の中に埋没していて、全然目立たないのに、
私には、ものすごい存在感を放っているように見えて、
ここに素晴らしい迎賓館の玄関があって、
たくさんの客室があって・・・・と、
私の想像力を刺激してくれます。
これは、図書館を設計された方の粋な計らいなのでしょうか。
図書館のなかで、大好きなポイントの一つです。
その『泉寿亭』の玄関と客室の一部は、登録有形文化財としてマイントピア別子に移築保存され、一般公開されています。
マイントピア別子の紅葉もそろそろ色づきはじめているかもしれませんね。
ぜひぜひお出かけください♪
脱線しましたが、真鍋博さんのアートツアーは、
次回に続きます。
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