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市民インタビュー

空間のデザインで 「人を笑顔に」

空間プロデューサー 岡田 美恵 おかだ みえさん

バルーン(風船)を使った装飾や、イベントの企画を手がける岡田さん。バルーンで彩られた華やかな空間は、すべて岡田さんの頭の中から作り上げられる。あまり聞き慣れないかもしれない「空間装飾」について、岡田さんのお仕事内容や想いを聞いた。

「人と関わりながら、自分も楽しくなる仕事をしたくて、『空間装飾』という仕事を始めました」と話す岡田さん。開業する9年前までは飲食店に勤務。接客や人材育成などを担い、今とは全く異なる仕事だった。

元々、人と会話しながら仕事をするのが大好き。社員の育成も大事だが、「お客さまとの対話をもっとしたい」と一念発起。思い切って独立し、「お客さまと楽しみながらできる仕事はないか」と、たくさん事業計画を作成した。その中のひとつが『空間装飾』。この仕事をするための開業ではなく、『人を笑顔にする仕事』として、バルーン(風船)を使った空間装飾にたどり着いた。

9年前の開業当時、バルーンを使った贈り物や、空間装飾の存在すら知らなかった人も多かった。「まずは空間装飾を知ってもらいたい」という想いで、バルーンで飾ったキッチンカーでイベントに出店し、ふわふわかき氷のスノーアイスを販売したり…。さまざまな方向からバルーンや空間装飾の活動を続けてきた。しかし、そんな時に襲われた新型コロナウイルスの感染拡大。イベントはもちろん、人と会うことすら制限され、大きな打撃を受けた。少しずつ回復してきた矢先の昨年には、ウクライナ情勢の影響により、バルーンには無くてはならない『ヘリウムガス』が入荷されないというピンチにも直面した。

数々の困難を乗り越え、ようやく空間プロデューサーとしての仕事が自由にできるようになった。難局のあった数年の間に、気がつけばバルーンを添えた贈り物は当たり前の時代に。
さらに結婚式の空間装飾や、バルーンを使った大掛かりなイベントプロデュースなど、仕事の幅も大きく変化してきた。

「知名度を上げることが一番だった9年前では考えられないほど、楽しみながらできる仕事をたくさん頂けて、本当に嬉しい」と岡田さん。

バルーンを使った空間装飾は、岡田さんの頭の中からすべてが始まる。依頼主の想いを徹底的にヒアリングし、最高の笑顔を引き出せるような空間を作っていく。『装飾を施したい会場』を歩き回って、そして見て、さまざまな角度から想像を広げていく。バルーンを使うからこそ、会場の奥行きだけでなく、高さも加えた装飾設計が必要。子どもの目線でしゃがんだりしながら、頭の中で設計図を組み立てていく。

これまで受けた中で印象的なものは『娘の結婚式にサプライズプレゼントをしたい』という母親からの依頼。『娘を笑顔にしたい』という強い想いに感銘を受け、会場設営・タイミングと、全てにこだわったサプライズプレゼントを準備していた。しかし、ウクライナ情勢の影響でヘリウムガスが入手できず、間に合わないかも?という事態に。ギリギリまで準備を進め、間一髪のところでヘリウムガスが到着。サプライズも大成功し、母娘ともにとても喜んでくれた。

「お母さまの強い想いをカタチにできたことに一番達成感を得た。改めて人を笑顔にする仕事をしていてよかったな、と思う瞬間でした」と振り返る。

制服リユース事業もしながら、今年店舗を移転。セルフフォトスタジオも併設し、活動の幅も広がる岡田さん。

「すべては『人を笑顔にする』ため。そして、家族と歴代・現在のスタッフに感謝」

これからも岡田さんの空間作り、そして人を笑顔にする活動は続く。

岡田さんがプロデュースした会場

フリーペーパーHoo-JA! 2024年6月8日号(VOL.475)掲載

取材協力:空間屋 -me you- https://www.instagram.com/ku_kanya.me_you/

 

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