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市民インタビュー

みんなで『子どもを考える』ラジオ番組に

ココロ音ラジオ 和音(わおん) ディレクター  乗松 佳洲彦 のりまつ かずひこさん

昨年10月にスタートしたHello!NEW新居浜FM.(以下、新居浜FM).のラジオ番組『ココロ音ラジオ.和音』が、優れた放送番組に贈られるギャラクシー賞『優秀賞』を受賞。この番組制作を担当するのがディレクター・乗松佳洲彦さん。今までラジオ制作を中心に活動してきた乗松さんが語る『ココロ音ラジオ 和音』に対する想い、そして『ラジオ』への想い

みんなで『子どもを考える』ラジオ番組に

「子どもの頃ってどうでしたか?」
そんな子どもの記憶に想いを馳せる番組、子育て応援ラジオ『ココロ音ラジオ和音』。
『かつてわたしもこどもだった』をテーマに、新居浜FMで昨年10月から番組がスタート。子育てをしている親子が聴くだけでなく、子育てとは関係のない大人も対象にした『子どもを考える』番組。制作するのは、フリーの放送ディレクターとして県内外で活動する乗松さん。今までラジオドラマや生番組など、数々のラジオ番組を手がけ、『音』で多くの人の心を動かしてきた。
子育て情報や悩みを共有するラジオ番組は多い。しかしそれでは『子育て』という概念に垣根を作ってしまいがち。より多くの人が関わりを持ち、そこから地域のコミュニティが生まれ、子どもに寄り添える空気感を紡ぎ出すことを念頭に制作してきた。
公共の場で泣く子どもが白い目で見られることもある。そんな子どもに対して嫌悪感を抱かないことが一番の子育て応援になるのではないか。普段の暮らしの中で思い出すこともなかった子どもの頃への記憶にアクセスすることで気づくこと。『何故そんなことをずっと覚えているのか?』今にして思えば、『あれが幸せと呼べるのかも知れない』出来事。そんなエピソードで、子どもには『リアルな今の気持ち』を、大人には『子どもの頃一番幸せだった思い出』を語ってもらう。そのコトバと言葉が折り重なることで、そこには不思議な和音が生まれ、それぞれにストーリーがあり、どの話しも興味深い。
お蔵入りしたインタビューはほとんどない。番組が始まると、音楽と笑い声、そして数々のリスナーのエピソード。それらがラジオという皿の上に絶妙に盛り付けられてゆく。気づけばずっと聴いていられてほっこりする。
6月2日、放送批評懇談会が年間を通して優秀な番組を顕彰するタイトルのひとつ、ギャラクシー賞。そのラジオ部門で『ココロ音ラジオ.和音』が、上位4賞にあたる『優秀賞』を受賞。この名誉ある賞を開局3年目のコミュニティFM局が受賞するのは、過去にも例がない。
「番組としての高い評価を受けたことは本当に嬉しい」
ラジオ離れと言われる現代。その中において新居浜FMは、緊急時の防災ラジオとして、また日々の情報を得るツールとなれるよう奮闘中。そんな中、単に情報ツールとしてだけでなく、かつての良き時代のように、『BGMとして生活の中に溶け込みずっと流れている』『この番組が流れているだけで心地いい』『ラジオから流れてくるからこそ、耳馴染みの曲が輝いて聴こえる』『あの人の語り口だから心安らぐ』.そんなラジオを復活させたい。
「今回頂いた栄誉が、そんな心地よいメディアとして再発見してもらえるきっかけや、起爆剤になれば」
温和な音色のプレゼンター、山本清文さんと二人三脚で作る『ココロ音ラジオ和音』は、毎週日曜日にラジオで出会える。
ゆっくりくつろぎながら聴くもよし、メールを送って参加するもよし。もしかするとそこには、『ラジオ』という新たな生活習慣が待っているかもしれない。

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フリーペーパーHoo-JA! 2021年6月25日号/Vol.404 掲載

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