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市民インタビュー

言語を通して、世界と新居浜の架け橋に

翻訳・通訳者 飯塚 レイニー ジョセリンさん

 新居浜で暮らし始めてちょうど16年となったアメリカ出身のジョセリンさん。現在はフリーランスで翻訳や通訳、学校の英語講師として活躍している。今年の夏は、来日したスポーツ関係者のサポートスタッフとして活躍するなど、仕事の幅がどんどん広がっている。そんなジョセリンさんに聞くお仕事、そして世界中に広がった交流の輪。

 自宅から歩いて10分程のところにGoogle本社がある、カリフォルニア州シリコンバレーで育ったジョセリンさん。大学時代から言語学を専攻し、世界各国の言語の違いなどを研究することに没頭。そして大学卒業後に英会話講師として来日、その配属先が新居浜だった。
 最初は日本とアメリカの文化の違いに驚くよりも、初めての一人暮らし、そして自転車での生活に苦労したそう。「社会人経験に対する戸惑いの方が大きかった」と笑う。
 2年間ほど英会話講師として活躍後、学校や幼稚園の英語講師など活躍の場を広げていった。そして友人から勧められたのが翻訳・通訳のお仕事。現在は観光、医療、商業など幅広い分野の翻訳を手がける。最近の思い出の仕事を聞くと「クウェートのお土産品のプロデュースを手伝ったこと」。クウェートは産油国としては有名だが、国を代表するお土産がほとんどない。そこで「クウェートのお土産を作ろう」と、日本人のイラストレーターにオファー。その翻訳をジョセリンさんが担当した。渡航禁止の影響で、すべてメールでのやりとり、約2年の期間を経てようやく先月にペルシャ湾の景色のジグソーパズルが出来上がった。「完成品を見た時の嬉しさと達成感は格別だった」とジョセリンさん。

 ジョセリンさんの翻訳・通訳は、分かりやすさはもちろん「日本語ならではの表現をいかに伝えるか」を意識しているという。造語や新語があふれる日本語。また日本の文化にも対応し続けなければならない。そんな日本の文化により馴染めるようになったのも「家族のおかげ」と話す。
 日本人のご主人と2人の子どもと暮らすジョセリンさんは、家庭の中では英会話で過ごしている。テレビの放送でわからない語句が出れば、すぐにご主人に聞いて、新しいものを取り入れる。「家族のおかげで日本に住んでいて、困ったことはない」

 今年の夏、1年の延期を待って開催された東京での仕事。ジョセリンさんは、来日したスペイン委員会のサポートメンバーとして、大会役員や関係者の運転手兼通訳に。スペインのサポートメンバーだけでも30人ほどいる大きなチーム。メンバーには英語しか話せない人、日本語とスペイン語は話せるけど英語は話せない人など、使える言語もさまざまで、出身国も多彩。
そんな中、英語、日本語、簡単なスペイン語を話せるジョセリンさんは大活躍。当初はドライバーとしてホテルと各会場を車で送迎の業務を行っていたが、最終的にはサポートスタッフを統括し、メンバーに指示を出す部署へ抜擢された。
 生で競技を見ることはできなかったが、各国のサポートスタッフ、30カ国以上の人とピンバッジを交換できた。
「ピンバッジがたくさん付いたIDカードは、一生の思い出」

 東京での経験は「自分のキャリアアップにつなげられたら」と思って参加した。そして「1人で東京に行くことをサポートしてくれた家族には、本当に感謝しかない」とジョセリンさん。大会開催の7月23日から9月5日の閉会までの約6週間、家族と離れることに心配や迷いもあったが、「自分のやりたいことは翻訳と通訳」と、改めて実感することができた。
「世界レベルの技術を持った企業が多い新居浜、翻訳や通訳の仕事を通して、世界へ発信するお手伝いをしていきたい」

 新居浜から世界への架け橋として、ジョセリンさんの夢は大きく広がる。

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