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映画 「鬼ベラシ」に出演。気迫で圧倒する殺陣師(たてし)

俳優 齋藤 定彦(さいとう さだひこ)さん

愛媛県鬼北町が舞台で、2025年6月13日に公開される映画「鬼ベラシ」。新居浜ふるさと観光大使でもある大森研一監督がメガホンを取った最新作に出演しているのが、齋藤定彦さん。『殺陣(たて)ができる俳優』としてオファーがあり、スクリーンの中でも華麗な刀さばきを見せている。俳優のみならず、MCやパフォーマーなど、新居浜を拠点に幅広く活躍する齋藤さんにインタビュー。
 北海道出身の齋藤さん。芸能の世界に憧れを持っていたわけではなかった。高校卒業後に上京、芸能とは全く無縁の仕事に。きっかけは偶然バーで出会った男性。思い悩む様子が心配で声をかけたら「明日撮影するCMの役者がキャンセルになって困っている」という。「大変そうだな〜」と話を聞いていると、「君、出てくれないか」とオファーされ、急きょ出演することに。ここからすべてが始まった。

そのCM出演をきっかけに「やってみたいことが見つかったかもしれない」と、当時勤めていた会社を思い切って退職。劇団に所属し、東京を拠点に活動を始めた。
 所属する劇団が香川県のレオマワールドのイベントを手がけることとなり、齋藤さんも初めて四国の地を踏んだ。それから月日は流れて劇団を卒業。次となる活動拠点として紹介してもらった場所が新居浜だった。知り合いも縁もない土地で活動することに恐れはなかったのかと問うと「できないかもしれないと思って行動したことはない。できなくても軌道修正すれば生きていけるだろう。と、思って前を向いて進んでいたら、新居浜にいました」と明るく話す。「役者はたくさんの経験を積むことで幅が広がるもの」と助言され、現在はNon nom.(ノンノム)というパフォーマンスユニットで活動したり、イベントの司会をしたり。「いろいろな経験が、俳優としてひとつずつ自分を成長させてくれている」と齋藤さん。

今回出演の映画『鬼ベラシ』は、人間と鬼が共存している世界が舞台。凶暴化する鬼が増えたことで、鬼を減らす『鬼ベラシ』が行われるサバイバルムービー。実はこの作品、近年の社会問題『獣害』がモデルにもなっている。上手く共存していたはずの生物が、害を及ぼし始めたことで駆除される現代を風刺している。他にも人の妬み、裏切りなどの人間模様も織り込まれており「視点を変えながら何度も見ることで、いろんな感情を感じられるかも」と大森監督。
 演じるのは、鬼を退治する桃乃助の弟子『三浦東海』。「齋藤さんの殺陣は必見」と、大森監督が太鼓判を押すほどの殺気と佇まいは、齋藤さんならではの空気感。殺陣は緻密に計算された動きとリズムが必要な技術。タイミングや角度が少しでも乱れればケガに繋がってしまうので、何度も打ち合わせと練習を重ね、ようやく本番となる。

今回、齋藤さんは「映画作りの裏側も勉強させてほしい」と大森監督に懇願、出演シーン以外の撮影にもすべて立ち会った。「カメラがこの位置なのは、この角度で撮りたいからだろう…」など、シーンごとに感じることはたくさん。

「演者目線では考えられなかった視点で見ることができ、俳優として大きく成長できた」

インタビュー時の屈託のない笑顔からは考えられない気迫ある殺陣シーンはもちろん、鬼の行方と、鬼が減った後の社会がどう変わっていくのか…。ぜひスクリーンで見てほしい。

映画「鬼ベラシ」 公式サイト
Instagram

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