新居浜暮らしブログ
2020.07.01
まち
この記事の「ええね!」
「日本一美しい『蛾』に出会いました!」
広瀬 香織
「日本一美しい『蛾』に出会いました!」
本日、新居浜市の船木町で仕事をしていると、「とても美しい虫がいる!」と思い、思わずカメラを向けました。カメラを向けても、虫は飛立たず、むしろ私の手や腕に乗ってくる人懐っこい虫でした。体長約7cm、触角、頭胸、腹部、いたるまで錦色に輝く虫でした。腕に乗ったその美しい虫は、しばらくすると、ゆらゆらと優雅に飛び立って、茂みの中に消えてゆきました。
今まで見たこともない豪華絢爛な翅を持つ虫でした。「一体、この美しい虫は何なんだ!?蝶なのか、蛾なのか、それとも・・・?!」と思い、ドキドキしながら画像検索してゆくと、なんとそれは「日本一美しい蛾」、「最美麗種の一つ」、「日本産の類稀な大型美麗種」と称賛されている「サツマニシキ」という蛾であることが分かりました!
その美しさから、日本では昔から装飾品として使われることもあったそうです。調べてみると、今もイヤリングやネックレスなど、サツマニシキの翅をモデルとした装飾品がネットなどで売られているのを発見しました!こんなに美しい翅ですから装飾品として身につけたくなるは当然ですね!とても蛾とは思えない美しさです。
(本物そっくりの「サツマニシキ」の翅をモチーフにした手作りイアリング)
私にとって今日は、日本一美しい蛾に出会った、記念すべき日となりました!2020年6月30日は『サツマニシキ記念日』です!興奮しながら色々と調べてみると、サツマニシキは学術的には、チョウ目 マダラガ科 ホタルガ亜科で、生息地は幼虫のエサとなるヤマモガシのいる森林で本州、四国、九州、南西諸島まで分布しているとのこと。成虫は8月、9-10月頃に現れ、エサは樹の花の蜜を吸うそうです。成虫は昼行性のため、昼にこの蛾を見つけることができるそうです。ただし、危険を感じると黄色い泡の毒を出して、鳥などから身を守るので、不用意に捕まえることは危険です。新居浜市にこんな美しい蛾がいて、本当に驚きました。船木町は自然が豊かで、この「サツマニシキ」の他にも美しい蝶などの飛来を何度も目撃しています。皆さんも新居浜市で珍しい蝶や蛾を見つけてみませんか?