お問い合わせ

こちらも
オススメ

市民インタビュー

新居浜で4人目の女性消防士

新居浜市消防本部 消防士 藤田結菜  ふじた ゆいなさん

 昨年から女性消防士を採用している新居浜市消防本部。昨年は3名、そして今年度は1名の女性消防士を採用した。高校を卒業し、採用試験に合格、初任教育を終え、晴れて消防士への道を進みはじめた藤田結菜さんにインタビュー。

「小さい頃から人の役に立つために、市民の安全を守る仕事に就きたかった」と話す藤田さん。さらに身体を動かすことが好きで、この元気な身体を活かせる仕事に就きたいと考えていた。高校生の時まで夢はぼんやりしていたという。そんな時に耳に入ったのが、『新居浜市消防本部に3名の女性消防士が採用された』ことだった。消防士は男性のイメージが強かったが「女性でもできる仕事なんだ」と一念発起。高校3年生の時に採用試験を受験、見事合格した。

晴れて今年4月に新居浜市消防本部に採用。4月から9月まで、愛媛県内14消防本部から集まった訓練生たちが、初任教育を受ける消防学校に入校した。約60名ほどの新人消防士の中で、女性は10名。県内でも女性消防士の採用は増えている。消防学校では法律や消防設備を学び、身体を使う実技訓練も。藤田さんも小学生の頃から続けていた陸上競技で、体力には自信があったが、「ロープ渡過訓練や高所作業訓練には苦戦した」と振り返る。未だに不安もあるものの、現在も自主トレーニングを続けている。
「この消防学校での共同生活で『自分で考え、自ら行動すること』の大切さを一番学んだ」

9月に初任教育を終え、新居浜市北消防署に配備。2020年春に完成した北消防署は『新居浜市消防防災合同庁舎』内に設置されている。同庁舎は、男女を分けた更衣室や仮眠室など、女性専用の設備があり、働きやすい環境が整えられている。今はまだ業務を覚えるため、火災現場などの最前線への出動はないが、119番通報の通信対応、先輩消防士のサポートに携わる。新居浜市消防本部には3名の女性消防士の先輩がおり「本当に心強い」と藤田さん。24時間勤務で、業務や訓練も男性と同じ内容をこなす。しかし、パワーや体力は男性に劣ってしまう。「できる限り努力して、どうしてもできない事は『できない』とはっきりと言うんだよ!」とアドバイスを受けるなど、女性消防士同士でフォローし合っている。

藤田さんが勤務していて感じることは、『火災予防の大切さ』。消防学校でも、火災原因や予防方法を学んできたが、なくならない火災事故。寒くなるこれからの季節は、より火災の起こりやすい季節となる。家電の配線やコンセント付近のホコリを掃除したり、焚き火やタバコの火から目を離さないなど、小さなことで火災を回避することができる。藤田さんも今後は学校や企業の防火設備点検や避難訓練などへも出向き「火災予防活動にも注力していきたい」と話す。

11月9日から『秋の全国火災予防運動』を実施。この機会に自宅の配線の見直しやコンセント周辺など、火災を起こさないよう、一度身の回りをチェックしてみては。

令和4年度 全国統一防火標語 お出かけは マスク戸締り 火の用心

フリーペーパーHoo-JA! 2022年11月12日号 掲載

一覧へもどる

PAGETOP

お問い合わせ

新居浜市に関するご質問にお答えします。資料送付のご依頼にも対応いたします。
WEBサイト、またはお電話にて、お気軽にお問い合わせください。

新居浜市 企画部 シティプロモーション推進課

tel. 0897-65-1251

受付時間:月~金 8:30~17:15

フォームから問い合わせる

PAGE TOP