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新居浜暮らしブログ

2019.08.29

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この記事の「ええね!」

「子雀の巣立ちを応援!」

広瀬 香織

中村松木は田んぼが多く、沢山の雀や鳩、様々な渡り鳥、鷺などが飛来します。今月のある日、玄関先に、まだ飛べない愛らしい雀の雛がちょこんと座っていました。どこかの巣から落ちたのでしょう。体長わずか3,5センチくらいの羽もまだ生えそろっていない小さな雛でした。巣から落ちて、しばらく経っていたのでしょうか。少し弱っている感じでした。上を見上げると、家の屋根に親鳥らしき二羽の雀が、落ちた雛を心配そうに見つめ、チュンチュと鳴いていました。どこから落ちたのかわからないので、ひとまず玄関の前に仮設の巣を作り、しばらく様子を見ていると親鳥は警戒しつつも、雛を入れた仮設の巣にやってきて、餌をやり始めたのです。雛は親鳥が飛来する度に嬉しそうに小さな羽をパタパタさせて、エサをもらっていました。夜間だけ、野良猫やヘビに雛が襲われる事のないように家の中に保護し、雛の餌を与え、保温し、また朝になると、外に出す、ということを繰り返しました。

雛は次第に元気になり、鳴く声も力強くなってきました。親鳥は朝から毎日やってきて、晩まで何回となく雛に餌を運び、先に巣立ちした兄弟らしきスズメたちもやってきて、その雛の見守りに加わりました。そして、見張りだけでなく、時々、子守歌を歌い聴かせるかのように、美しい歌も歌いました。5日後、雛は自ら仮設の巣から飛び出し、玄関前の駐車場で歩く、跳ねる、飛ぶの練習を始めました。

(我が家の猫も子雀の巣立ちを見守っていました。)

すかさず、親鳥や兄弟雀たちも駐車場に飛来して、その雛を真ん中に、何と親鳥たちは、飛び方を教え始めたのです。その姿があまりにも可愛く、微笑ましく、まさに「雀の学校」とはこのような事か!と感激しました。そして練習が終わって、雀の家族が帰ると、雛は庭木の草影にかくれ、次の日、また親鳥たちが来るとひょこっと現れ、飛び方の練習をするのです。そしてついに雛は飛べるようになり、どこかに飛んで行きました。そして、次の日、何と親鳥から私にお礼の品?がありました。お米の入った籾が一粒、雛の仮設巣箱を置いていた場所に置かれていたのです。次の日には、お米の入った稲穂が置かれていたのです!。何と出来た親鳥でしょうか!雀の家族の愛と絆を感じた幸せな数日間でした!

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