新居浜暮らしブログ
2019.10.09
まち
この記事の「ええね!」
『瀬戸内行進曲』を観て参りました!
広瀬 香織
『瀬戸内行進曲』を観て参りました!
今回、前々から観たかった『瀬戸内行進曲』を観て参りました!しかも、今回、坊ちゃん劇場も初体験でした。坊ちゃん劇場(一般席 450席)は、愛媛県東温市にある日本でも極めてめずらしい地域拠点型劇場!芸術と観光の融合による新たな文化発展の可能性を探ろうと、平成17年に設立されました。四国や瀬戸内圏の歴史や伝統文化、偉人を題材にした舞台作品を愛媛から全国へ発信する文化特使を目指し、自主制作のミュージカル作品を1年間上演する日本で唯一の劇場です。私は、高校時代、演劇部であったことから、お芝居やミュージカルを見るのが大好きで、自分ならどう演技するだろうか、などと考えながら観劇を楽しみました。
現在、上演中の『瀬戸内行進曲』は愛媛県新居浜市の世界でも有数の産出量を誇る別子鉱山と、その鉱山の責任者として煙害問題や植林事業に尽力した偉人・伊田清剛の息子・清吉の成長と一途な恋の物語です。清吉は、由緒正しい伊田家の長男であるが身体が病弱で、母親の過保護のもとに育てられる。肝心なところで、咳が出て、物事から逃げるような性格になってしまった。しかし、優しい性格の清吉は、自分の家で働く、無学な女中のイモに読み書きを教えたりする中で徐々に彼女に惹かれ、恋をしてしまう。身分違いの二人の恋のゆくえは?!彼は煙害問題に父親と一緒に立つ向かうことで、人としても、1人の男性としても成長してゆく!内容的にも、とても良く研究されており、かつての新居浜市で何が起っていたのか、どう煙害問題が解決していったのかも良くわかる。歌や踊り、笑い、涙など全ての要素があり、とても満足感もある舞台だった!個人的にはやはりヒロインのイモ役が一番可愛く、一途なところに心ひかれるものがあった。皆様も是非、一度、坊ちゃん劇場に足を運んでみませんか?なお『瀬戸内行進曲』は来年3月中旬まで上演される。